電気コードの断線を補修する|延長コードやコンセントまわりの安全対策!!
コンセントにプラグを差し込んでも電気が通じない、接触が悪い、プラグ本体が厚くなっている。
これらはコードが断線している証拠です。
そのまま使い続けると火災を引き起こすことにもなりかねないので、買い替えるか補修を行いましょう。
もっとも断線を起こしやすいのは負荷がかかるプラグ付近なので、プラグを交換することで修理ができます。
補修をしても改善しない場合には、無理に使用することをやめ新しいものを購入しましょう。
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電気コードの「プラグ」を交換する
電気コードの種類
電気器具のコードにはさまざまな種類がありますが、プラグの取り付け方法はすべて同じです。
ビニール平行コード
もっとも一般的な2本の芯線が平行になったタイプの電気コードです。
キャブタイヤコード
掃除機や電動工具に使われる電気コードで、ビニールやゴムに覆われており衝撃に強いことが特徴です。
キャブタイヤコードの処理
キャブタイヤコードは、ビニールコードをさらにゴムで覆った折り曲げや衝撃に強いコードです。表面の被覆を切り取るときには、内部のビニールコードを傷つけないようにカッターではなくニッパーを使って作業を行います。
袋打ちコード
コタツやアイロンなどに使われる電気コードで、表面が布で覆われており耐熱性があることが特徴です。
袋打ちコードの処理
袋打ちコードを処理するときには、プラグ取り付け時、切りっぱなしにしていると布がほつれてくるので、接着剤で固めておくか糸でしばっておきます。
プラグの交換方法
① 傷んでいる部分を切る
プラグの付け根が断線していると思われる場合には、コードを切断したうえで新しいプラグと交換するとよいです。断線が疑われる箇所をニッパーでカットします。
② 切り込みを入れる
切断したコード先端にニッパーまたはカッターナイフで切り込みを入れて、手で8㎝ほど裂いて広げます。
③ ビニールを切る
カッターナイフの刃を当ててコードを転がして、被覆のビニールに切り込みを入れます。力を入れすぎると芯線を切ってしまうので注意が必要です。
④ 芯線をねじる
ビニールを3㎝ほど引っ張って芯線を露出させてから、指でつまんで右に回ししっかりとねじります。ビニールを残しておくときれいにねじることができます。
⑤ 芯線を引っ掛けてネジを締める
露出した芯線を、プラグの差し込み金具についたネジに右回りに巻き付けます。コードがたるんでいないことを確かめたうえで、プラスドライバーでネジを締めて固定します。
ニッパーで余分なコードをカットします。
⑥ ふたを閉める
プラグ本体に金具とコードをきちんと収めてから、ふたを閉めて固定ネジを締めつけて作業完了です。コンセントを差し込んでみて、製品が正しく動くかを確認します。
防水プラグの交換・取り付けをする
屋外や水がかかる可能性のある室内で使用する製品のプラグは、ゴム製の防水タイプが多く使われています。
プラグの形状が違うだけで、内部の構造はキャブタイヤコードと同じです。
防水プラグを交換する場合には、コードの締めつけ金具を緩めてコードを通してから、芯線を差し込み金具へ連結します。
差し込み金具が3本あるタイプでは丸棒がアース端子になっています。
はずしたときと同じ色のコードをアース端子につなぎます。
延長コードを使うときの注意点
電気器具を使う場所からコンセントまでのコードが届かないときには、コードコネクターやテーブルタップを使用すると便利です。
テーブルタップに複数の器具をつなぐときには、許容電流に注意が必要です。
テーブルタップ本体には必ず許容電流の表示があり、つないだ器具の使用電力の合計が許容値を超えると発熱を引き起こしてしまいます。
電流・電圧・電力の関係は以下の計算式のようになります。
「電流A(アンペア)=電力W(ワット)÷電圧V(ボルト)」
仮に800Wを使用する器具の場合は、家庭の電圧は100Vなので8Aになります。
スイッチ付きタップで省エネと安全対策
延長コード付きテーブルタップには、それぞれの差し込み口にスイッチがついたタイプも市販されています。
待機電力(器具を使っていないときに必要な電力)をゼロにできるほか、長期間留守にする際の安全対策としても効果的です。
コンセントまわりに使う便利なグッズ
コンセントの周囲には、思わぬ感電や火災の危険性が潜んでいます。
そのような事故を防ぐために便利なグッズを紹介します。
コンセントキャップ
使用していないコンセントにはめ込むキャップです。
幼児のいる家庭には必須アイテムで、感電防止に役立ちます。
プラグカバー
プラグに装着することで、ホコリや湿気の侵入による火災事故を防止するためのグッズです。