靴・傘の補修|日用品をご自身でメンテナンスしたい方へ向けて解説!!

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毎日履いている靴や定期的に使う傘は、どれだけ大切に使っていても壊れたりキズがついたりしてしまうものです。

靴や傘を消耗品として考えられている方はそこまで気にならないかもしれませんが、大切に長く使いたいと考えられている方にとっては、愛着のある靴や傘を長く使いたいと思われているはずです。

そのような方向けに、専用補修用品を使った補修方法を紹介します。

ご自宅に捨てられずに置いてある古い靴や傘を補修してみましょう。

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靴の補修

革靴にキズがついた場合の補修方法

皮革製品にすりキズや引っかきキズがついた場合には、専用の補修用品でキズを目立たなくすることができます。

皮革用補修用品は、キズをレタッチできるペンタイプの補修材と色褪せやシミに対して布で塗り広げる靴墨があります。

はじめにきれいな布で皮表面の汚れを落としてから、補修用品でキズを塗り隠します。

濃い色を塗ると補修箇所がかえって目立つ場合があるので、薄い色を塗り重ねるときれいに仕上がります。

靴底がすり減った場合の補修方法

ゴム製のかかとがすり減ってしまった場合には、靴底用の補修キットを使用するとよいです。

靴底用補修キットは、すり減った靴底を手軽に補修できる補修キットで、チューブタイプ補修材のほかにプレートやヘラなどが付属しています。

靴底の汚れをきれいに洗い落として乾燥させたあと、サンドペーパーで補修箇所を研磨します。

かかとの縁に沿うように樹脂製のプレートを貼り付けて、補修材を流し込みヘラで平らにします。

1日放置して完全に固まったら完成です。

傘の補修

傘の構造と各部の名称

一般的な傘の構造は以下のイラストの通りです。

中棒から放射状に伸びる親骨と受け骨がハトメで連結しています。

傘の補修用品

傘の親骨や受骨が折れたり、つゆ先がはずれてしまったりといった場合には、専用の補修用品を利用して修繕することができます。

各補修パーツが揃ったセット商品も市販されているので便利です。

四ツ爪・三ツ爪

折れた骨を挟んで接合する部品です。爪の数の違う2種類があります。

関節爪

親骨と受骨の関節部分を補修する部品です。ハトメとセットで使います。

つゆ先

親骨の先端に取り付けて生地を引っ張るための部品です。

石突

持ち手とは反対側の先端にある部品です。

親骨が折れた場合の補修方法

親骨が折れてしまった場合には、破損個所を四ツ爪、または三ツ爪で挟み、ラジオペンチで両側を挟んで折り曲げて固定します。

折れた箇所に近い親骨をとめている糸を切り、半開きにして作業を行います。

また、折れた骨の断面がつぶれている場合には、ペンチで形を成形したうえで接合を行います。

ハトメがはずれた場合の補修方法

親骨と受骨の関節部を合わせて穴にハトメを差し込みます。

ペンチで挟んで力を入れると、ハトメがつぶれて関節が接合できます。

傘を半開きにして作業をするとしやすいです。

ハトメがない場合には、細い針金を通してねじっても同様に補修ができます。

中棒が曲がった場合の補修方法

中棒が少し曲がった程度なら、机の縁を利用して少しずつ力を加えることで曲がりを解消できます。

あまり力を入れすぎると折れてしまうので注意が必要です。

つゆ先の糸がほつれた場合の補修方法

もめん糸を2本取りにして針に通し、つゆ先の穴に通して生地に縫いつけます。

生地の端をわずかに裏側に折り込んで2重にして縫うと補強できます。

糸が目立たないようにするのがコツです。

親骨の先端につゆ先を差し込んで完成です。

生地に穴があいた場合の補修方法

粘着タイプのナイロン製の補修シートを適当な大きさに切って貼ります。

角を直角でなく丸くすることで、はがれにくくなります。

カッパなどの雨具の補修方法もまったく同じ方法です。

生地が汚れて水はじきが悪くなった場合の補修方法

食器用中性洗剤を薄めてスポンジをつけて、裏側からタオルで生地を押さえてはさむようにしてこすり洗いし、水ですすいで乾かします。

生地が乾いてから、生地の裏と表にまんべんなく防水スプレーを噴射します。

しっとり塗れるくらい噴射したあとよく乾かします。

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