フローリングのキズ・へこみを補修する|床をきちんとメンテナンス!!
フローリングの床についてキズや凹みは案外目立つので、気が付いたときには早めに補修を行うことがおすすめです。
そのため、日頃から補修アイテムを一式そろえておくと非常に便利です。
また、キズや凹みの予防として床面を保護するための専用のワックスやニスを塗っておくのもおすすめです。
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フローリングの補修では以下の道具や材料を使用しますので、揃えておきましょう。
フローリングの「大きな傷・凹み」を補修する
フローリング材についた大きなキズや凹みを補修するには、電熱コテで溶かして使う樹脂タイプの補修材を使用すると便利です。
樹脂タイプ補修キットは、電熱コテと樹脂タイプの補修材をセットにした補修キットです。
床の色に合うように色を混ぜるのがきれいに仕上げるポイントです。
① ささくれは取り除く
えぐれたキズでは、補修箇所にささくれができていることがあります。
そのままではきれいに補修できないので、カッターナイフで丁寧にささくれを取り除いてください。
② キズのフチをならす
重いものを落としてできたキズの場合、キズのフチが盛り上がっています。
歯ブラシの柄など、丸くて硬い棒を力を入れて押し付けて、キズのまわりをなめらかにします。
③ 溶かした樹脂を流し込む
熱した電熱コテの上で少量の補修材を溶かします。
床の色と合うように、竹串などを使って複数の色を混ぜて調色します。
調色は、もっとも色合いが近い薄い色を選び、濃い色を少しずつ足していくとよいです。
色が決まったらコテを傾けて補修箇所に補修材を流し込みます。
④ 平にならす
キズの周囲を熱から守るために、キットに付属している耐熱保護材をたっぷり塗りつけます。
熱したコテを使って補修材を流し込んだ部分をなぞるようにして、余分な補修材をこそぎ取りましょう。
床面にコテを当てて、手前に引くように動かして平らにならします。
補修箇所によっては、ペンタイプ補修材で木目を描き足すとさらにきれいに仕上がります。
凹みを補修する場合には…
キズ口がえぐれておらず、木目が残ったままの凹み跡を補修するには、透明な樹脂タイプ補修材を使用すると、目立たずきれいに補修することができます。
作業手順は大きなキズの補修と同じです。
フローリングの「小さなキズ」を補修する
ものを引きずったり、引っかいたりしてできた小さくて細いキズは、ペンタイプの補修材で着色するだけで目立たなくなります。
① 補修ペンで塗る
キズをペンで塗ります。
いきなり濃い色で塗ると目立ってしまうので、薄い色を塗り重ねて床の色に近づけるとよいです。
ペンタイプ補修材は、ペンで塗るだけで傷を隠せる便利な補修材です。
② スチールウールでぼかす
木目をまたぐ傷の場合には、少し濃い色で木目を描いて、やわらかいスチールウールなどでやさしくこすって色をぼかすと自然な仕上がりになります。
フローリングの「床鳴り」を補修する
床を踏んだときに音がしたり、わずかに沈み込んだりする場合には、フローリング材と床の間に隙間ができていると考えられます。
専用の補修材を流し込むことで症状を改善できます。
床暖房のあるフローリングには使用できません。
床鳴り用潤滑材を使用する
床材のさね(接合部)がこすれ合って床鳴りしている場合には、さね部分に潤滑剤を流し込むことで、柔軟性をもたせて床鳴りを抑える効果が得られます。
床鳴り用充填材を使用する
床材と床が浮いている場合には、キリなどで小さな穴をあけて、補修キットに付属された注射器で硬化液を注入します。
あけた穴は樹脂タイプ補修材で埋めます。
フローリングに「床用ワックス」を塗る
フローリング床材のツヤを保つために、1年に1度を目安に床用ワックスを塗るとよいです。
床用ワックスには、フローリング用のほかにクッションフロア用のものもあります。
ワックスを塗る方法は製品によって異なるので、詳しくは製品の説明書を参照しましょう。
はじめに、掃除機と雑巾がけで床を掃除します。
床用ワックスを適量たらして、専用のモップを使って薄く均一に塗り広げます。
窓やドアを開けるなど換気を行って約1時間乾かします。
ワックスを塗り重ねる場合には、専用のクリーナーで古いワックスをはがしてからあらためて塗り直します。
フローリングに「床用ニス」を塗る
フローリング材をキズから保護するためには、床用ニスを塗るとよいです。
表面をセラミックなどでコーティングしたフローリングにはニスを塗ることができないので、床用ワックスを使用します。
① 下地処理を行う
はじめに、床全体に掃除機をかけて雑巾で水拭きします。
台所などの油汚れはペイント薄め液で拭きます。
下地にワックスがけされている場合には、ワックスはく離剤を塗って拭き取ります。
② サンドペーパーをかける
ニスの食いつきを良くするために、サンドペーパー(240番)に当て木をして、木目に沿って軽く研磨します。
再度、掃除機をかけて雑巾で水拭きしてよく乾かします。
湿り気が残っていると、ニスの塗膜が白く濁ることがあります。
③ マスキングテープを貼る
壁際や動かせない家具の足元など、ニスがつくと困る部分にはあらかじめマスキングテープを貼っておきます。
④ ニスを塗る
ニスには水性と油性の2種類があります。
粘度が高いとハケ目が出やすくきれいに仕上がりません。
油性タイプはペイント薄め液を加えて、塗りやすい濃さにして使います。
水性タイプは薄めずに使えますが、中身が分離している場合があるので、割りばしなどでよくかき混ぜます。
壁際
まず、スジカイバケで壁際や細かい部分など、コテバケでは塗りにくい場所を塗ります。
広い面
コテバケを使って広い面を塗ります。部屋の奥から出口に向かって木目に沿って塗り進めます。