家具の模様替えをする|色を変える・座面を張り替えるなど
古くなった家具を簡単に捨ててしまうのは躊躇してしまいます。
それなら、ご自身でメンテナンスをして長く使いませんか?
色を変えてみたり、椅子の座面を張り替えるなど少しの工夫で古くなった家具も雰囲気が大きく変化します。
今回は、家具の模様替えとして家具の塗装や座面の張り替え、両面テープを使った簡単な模様替えなどを紹介していきます。
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テーブルを塗り替える
棚や机などの木製家具は、水性塗料を塗って模様替えするのがおすすめです。
すでに表面がニスや塗料で塗装されている場合は、ヤスリで塗膜を削って下地処理をしたうえで新しく塗装します。
① 塗装面を下地処理する
はじめに、引き出しのつまみなど取り外せるものはあらかじめ外しておきます。
240番ぐらいのサンドペーパーを木片に巻き付けて、表面を研磨していきます。
研磨したあとは布切れで木の粉を拭き取ります。
② マスキングテープを貼る
塗料を塗りたくない部分や、取り外せない取っ手や金具にマスキングテープを貼って養生を行います。
テープがきちんと貼れていないと、隙間に塗料が染み込んでしまうのでしっかりと密着させて貼り付けます。
③ 塗料を塗る
スジカイバケで水性塗料を塗ります。
小さな面や裏側など、塗りにくい箇所から順番に塗り進めます。
テーブルの天板など広い面をきれいに塗るにはコテバケを使うと塗りやすいです。
塗装作業のときには、周囲の床や壁に塗料がつかないように養生を行います。
イスの座面を張り替える
座面にクッションが張られたイスは、使い続けるうちに上張りがやぶけたり、クッションが薄くなってしまったりすることがあります。
そのようなときには、座面を取り外してクッション材と上張りを交換するとよいです。
① 座面をはずす
イスを裏返して、枠と座面を固定しているネジを緩めて外します。
座面の裏に目印をつけておけば、元に戻すときに取り付ける方向が分からなくなってしまうのを防ぐことができます。
② 古い上張りをはがす
ア面にカッターで張り付けられた上張りをはぎ取ります。
マイナスドライバーなどで針を浮かせてからペンチで引き抜きます。
すべての針を外すと、座面の板からクッション材と上張りを取り外せます。
③ クッションと布を切る
座面のクッション材の厚みが薄くなっている場合には、新しいクッション材と交換します。
クッション材が劣化していない場合には、上張りだけを交換しても構いません。
新しく用意したクッション材をハサミで座面よりもわずかに大きく切ります。
上張りの生地は座面よりも10㎝程度大きめに切ります。
④ 材料を重ねる
床に上張りの生地を裏返して置き、クッション材と座面の板をその中央に重ねてのせます。
次に、生地を折り返してタッカーを使ってとめていきます。
⑤ タッカーでとめる
まずイスの背もたれ部分をとめて、次に反対側をとめます。
そして、左右片方ずつという順序で作業を行います。
四方を固定したら、その中間を固定します。
タッカーを打つときには、生地を少し引っ張るようにして上張りがピンと張っていることを確認しながら作業を行います。
⑥ コーナー部分をとめる
角の部分は、カーブに沿ってヒダを均一に折りたたんで寄せながらとめると、上手に張ることができます。
コーナーをきれいに仕上げるためには、裏返して張り具合を確認しながら作業をします。
⑦ 余分な布を切る
すべてのヒダをタッカーでとめ終わったら、余分な生地をハサミで切り取ります。
取り外したときと逆の手順で、座面の板を枠にネジ止めすればイスの張り替え作業は完了です。
引き出しに粘着シートを貼る
タンスや本棚など、平面の多い家具の模様替えで一番手軽な方法は、表面に粘着シート(カッティングシート)を貼る方法です。
引き出しを例にとって手順を紹介します。
① 取っ手をはずす
はじめに、粘着シートを貼る面につけられた取ってなどの金物をすべて取り外します。
接着面が汚れているとシートがきれいに貼れないので、布きれで拭き掃除を行います。
② 粘着シートを切る
粘着シートを用意して、ハサミかカッターナイフで施工面より少し大きめにカットしていきます。
シートの裏紙は方眼になっているので切る際の目安になります。
③ 粘着シートを貼る
裏紙をはがして引き出しの表面にシートを貼りつけます。
裏紙を少しずつはがしながら、ゴムベラで気泡が入り込まないように密着させて貼り進めます。
④ 余分なシートを切る
周囲の余った部分をカッターナイフで切り取ります。
はじめに取り外した取っ手などを戻すときには、ネジ穴部分のシートをカッターナイフでわずかに切ったうえで、ネジやボルトを差し込むときれいに仕上がります。