浴室の補修|もらいサビ・敷居の腐り・ゴム栓とチェーンなど
浴室は水やお湯を使う場所であるため湿気が多く、意外と気を付けてメンテナンスが必要な場所です。
毎日家族が使う場所だけにメンテナンスをせずにほおっておくと、あとで大きなトラブルに発展してしまう、なんてことにもなりかねません。
ヘアピンなどからのもらいサビ、敷居の腐り、ゴム栓やチェーンの交換など気づいたときにしっかり補修しておきましょう。
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敷居の腐り補修
① 腐り部分を削り取る
腐っている部分をノミや彫刻刀で、できるだけきれいに削り取ります。
② 木部用エポキシパテを準備
木部用エポキシパテを必要量切り取り、よく練り合わせます。
2つの容器に入っているタイプを同量取り出し練り合わせます。
③ 削った部分を埋める
削った部分に、練ったエポキシパテを押し付けながら埋め、形を整えます。
木部用エポキシパテで埋めたあとは、敷居や木部全体に塗料を塗っておくと見た目もきれいに仕上がります。
木部の塗装作業は以下の生地を参照ください。
もらいサビを取る
タイル、ポリバス、ホーロー、ステンレス、陶器などにヘアピンや缶などを置いたままにしておくと、サビがついてしまうことがあります。
このもらいサビは1日あればあっという間に起きてしまうので本当にやっかいです。
もらいサビが起きたときには、クリームクレンザーを用いてこすり落とします。
クリームクレンザーでこすっても落ちないときには、40℃くらいのお湯をかけてから、洗濯用の還元系漂白剤をふりかけ、しばらくおいてからこすり落としましょう。
ゴム栓とチェーンの交換
ゴム栓が老朽化すると、排水口に隙間ができ、そこから水漏れして浴槽の水が減ってしまうことがあります。
そのままにしておくと、水の無駄使いになるばかりか空焚きの原因になることもあるので早めに交換しましょう。
さまざまなサイズがあるので、間違わないように古いゴム栓と同じものを購入するようにします。
また、水栓のチェーンを引っ張ってお湯を抜くと水圧でチェーンが切れてしまうことがあります。
そのときにはチェーンを購入して交換しましょう。
チェーンの両端についている丸カンというリングは非常にかたいので、ペンチなどで端をつかんで開き交換するようにします。
浴槽と壁のシール補修
埋め込みタイプの浴槽で壁との隙間にシールがしてある場合には、亀裂やはがれが出てくることがあります。
ほおっておくとそこから水が浸入し、下地や土台を腐らせる原因になるので早めに補修を行います。
また、カビが取れなくなったときもシールを取って補修するときれいになります。
シリコン充填剤を使用する場合の補修方法
① 古いシールをはがす
古いシールは、引っ張ってはがせるところは剥がします。しっかりついているところは、浴槽側と壁側にカッターナイフで切れ目を入れて剥がします。残ったものは割りばしなどでこそぎ落とします。
② マスキングテープを貼る
汚れを取り除きよく乾かします。急ぐときにはドライヤーなどを使うとよいです。シールする部分の両側にマスキングテープを貼ります。
③ シリコン系充填剤で埋める
シリコン系充填剤(防カビ剤入り)のノズルの先をシール部分の幅に合わせて切り落とします。ノズルの先をシール部分に当てながら、絞り器を回して絞り出して埋めていきます。
④ ヘラでならす
水をつけた付属のヘラで押さえるようにならします。
ならし終わったら、すぐにマスキングテープを剝がします。
テープ状のシール材を使う補修方法
2種類のテープ材がありますが、どちらのテープを使うときも古いシールをはがして汚れを取り、乾かしてから貼っていきます。
ウレタンゴムシール
ウレタンゴムシールは、台形のウレタンゴムがテープ状になっていて、はくり紙をはがして貼るだけでピッタリ貼れるシール材です。
ウレタンゴムシールは伸び縮みしますが、伸ばさないで貼るのがコツです。
角は45度に切って貼り、もう一方も45度に切ってピッタリ合うように貼ります。
貼り終えたら、指やスプーンの背などでしっかり押さえます。
成型ポリエチレンテープ
成型ポリエチレンテープは2つ折りにして貼るタイプのものです。テープが少し固めなので、カーブのある浴槽よりも直線部分におすすめのテープです。
テープの折り目を90度に曲げて先端の裏紙をはがし、位置を決めてから裏紙をはがしながら貼っていきます。
角は下半分を45度に切って貼り、もう一方も45度に切ってピッタリ合わせて貼ります。
貼り終えたら、指やスプーンの背などでしっかり押さえます。