雨樋(あまどい)の補修と交換
普段はあまり気に留めない雨樋ですが、住まいを長持ちさせるために大変重要な部分です。
落ち葉が詰まったり、ひびが入ったり、また外れたりしていると、建物の寿命を縮めることになります。
ひび割れなどを見つけたらすぐに補修を行い、古くなって破損がひどい場合には交換を行いましょう。
今回は、雨樋の補修や交換方法について紹介していきます。
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雨樋のパーツ
雨樋は多くのパーツが組み合わさってできています。
雨樋の一部を交換するときや補修するときにはどのパーツが破損しているのかを確認することが大切です。
一般的に軒どいの幅は100㎜と105㎜があり、縦どいの直径は55㎜と60㎜があります。
さらに縦どいの形状には丸形と角型があるので、古い雨樋と同じものを選ぶ必要があります。
雨樋の補修方法
雨樋の割れ・継ぎ目からの水漏れ
雨樋がひび割れを起こしている場合には、雨樋用補修テープを使うと簡単に補修ができます。
汚れや水分を拭き取りテープを貼ったら、付属のヘラでよく密着するようにこすります。
エルボと縦どいなどの継ぎ目もこのテープを巻くように貼れば補修できます。
集水器からの水漏れ
集水器がずれて、軒どいの穴が集水器からはずれている場合には、穴が集水器の中央にくるように集水器をずらせば直ります。
集水器の下から漏れているときには、集水器にバケツなどで水を注ぎ、どこから漏れているかを確認します。
水漏れの箇所が見つかったら、水中用エポキシパテで埋めて直します。
雨樋の詰まり対策
集水器は枯れ葉などがたまりやすいところです。
梅雨前や初秋には必ず点検をしておきましょう。
樹木の多い家には落ち葉よけやゴミストッパーをつけておくと効果的です。
縦どいで詰まってしまったときには、排水パイプ用のワイヤー式パイプクリーナーを使って直します。
雨樋の交換方法
① 古い軒どいを交換する
はずした古い軒どいに合わせて、塩ビ用ノコ、金切りノコなどで切断します。
切るときには硬い縁から切りはじめるとよいです。
② 軒どいを接続する
軒どいをパッキン軒継ぎ手で接続する場合や、エルボなどは、雨樋用接着剤を使ってしっかりと固定します。
接着剤が固まるまではテープやひもなどで30分程度固定します。
③ 止まりをつける
軒先の高い側になる軒どいの端は、止まりに接着剤をつけてはめ込みます。
④ 縦どいを交換する
縦どいの中間部分を交換するときには、万能たて継ぎ手を使います。
この継ぎ手の中で縦どいが上下にずれるので接着作業がしやすくなります。
⑤ 軒どいを集水器に差し込む
集水器の両側に軒どいを差し込んで取り付けます。
差し込んだ軒どいの端にパッキン軒継ぎ手を半分に切って取り付け、ストッパーにします。
⑥ 集水器と縦どいをつなぐ
縦どいはつかみ金具で固定し、ソケットやエルボに接着剤をつけてつなぎます。
⑦ 寄せ桝に縦どいをつなぐ
寄せ桝で2つの雨樋をつなぎます。
⑧ 軒どいを受け金具に固定する
受け金具の先を曲げて、軒どいを固定します。