塗料の種類と購入するときのポイント
8888
暮らしメモ
木材の基礎知識｜木材の種類と選ぶときのポイントを解説！！
8888
木材は住宅や家具の素材として使われ、DIYでもよく使われるものになります。
ただ、同じ木材でもその種類によって、高価な無垢材から規格品である2×4（ツーバイフォー）材、安価な合板や集成材などがあります。
今回は、木材の種類や選ぶときのポイントを紹介しますので、木材のそれぞれの特徴を理解して木材選びに役立ててください。
暮らしのサービスをオンライン予約!!
ハウスクリーニングや家事代行、不用品回収、引越しなどの暮らしのサービスをオンラインで予約するなら『くらしのマーケット』!!
サービスを利用したユーザーの口コミ、満足度や具体的なサービス料金で簡単・便利に徹底比較できます。
- インターネットで事前に料金がわかる
- 充実の口コミで信頼できる店舗を探せる
- 自分にぴったりのサービスが見つかる
Contents
木材の種類
今回紹介する木材は以下のものになります。
木材の種類
無垢材
1本の木から作られた木材で、天然のものなので1枚ごとに木目や色合いが異なります。
また、香り、ぬくもりなど無垢材ならではの味わいが大きな魅力です。
大きく分けるとスギやヒノキなどに代表される針葉樹と、ケヤキやキリなどの広葉樹があります。
材質がやわらかくて軽く、加工しやすいのは針葉樹です。
板目（いため）と柾目（まさめ）
木の断面を見て年輪に対してほぼ直角に取った木材を「柾目（まさめ）」、年輪に接するようにとった木材を「板目（いため）」と呼びます。
- 柾目（まさめ）：年輪に対してほぼ直角に取った木材
- 板目（いため）：年輪に接するように取った木材
一般的に柾目は板目に比べて、反りや割れが少ないのが特徴です。
国産材と外来輸入材
よく使われている国産材は、スギ、ヒノキです。角材や板材などいろいろなサイズが揃っています。輸入材の多くはスプルース、パイン、ファーを総称したSPF材と呼ばれるもので、インチサイズに合わせた2×4（ツーバイフォー）規格材になっています。
- 国産材：スギ、ヒノキがよく使われる
- 輸入材：SPF材（スプルース、パイン、ファーを総称したもの）
木材の各部の名称
木材は樹皮に近い方を「木表（きおもて）」、樹の中心側を「木裏（きうら）」、樹の軸に対して垂直に切った断面を「木口（こぐち）」、その側面を「木端（こば）」と言います。
集成材
無垢の角材や板材を複数並べて、接着剤などで貼り合わせて加工した木材です。
基本的には同じ樹種で組み合わせ、節や割れ部分を取り除きバランスよく組み合わせているため、均一な材質で強度もあります。
天板に使える大きなサイズがあり、無垢材よりも価格が安いことも魅力です。
ツーバイ材
アメリカの住宅建築で使われている規格材です。
インチサイズが基本となっているため2×4（ツーバイフォー）材と呼ばれています。
木肌はなめらかに加工され、角が面取りされているものが多く、カットやネジ打ちなどの加工がしやすいのでDIYでは人気の木材です。
2×4材（ツーバイフォー）
木口の厚さが2インチで幅が4インチの木材
1×8材（ワンバイエイト）
木口の厚さが1インチで幅が8インチの木材
おもな規格材のサイズ
※加工するときに表面を削るため、実際のサイズがインチ寸法とは異なります。
| 名称 | 木口サイズ（㎜） |
|---|---|
| 2×2材（ツーバイツー） | 38 × 38 |
| 2×4材（ツーバイフォー） | 38 × 89 |
| 2×6材（ツーバイシックス） | 38 × 140 |
| 1×4材（ワンバイフォー） | 19 × 89 |
| 1×6材（ワンバイシックス） | 19 × 140 |
| 1×8材（ワンバイエイト） | 19 × 180 |
| 1×10材（ワンバイテン） | 19 × 235 |
合板
薄い板を何枚も重ねて接着剤で貼り合わせたものです。
木目の方向を交互に貼り合わせるため、板の面に強度があり、反りや割れがありません。
厚みは集成材よりも薄いものが多く、木口にはネジがききません。
ベニヤ
合板を作るための単板をベニヤといい、厚みがうすいものです。
プリント合板
合板の表面が木目調やいろいろなカラーで仕上がっているもので、印刷した紙やビニールシートを合板の上に貼っています。
シナ合板
合板の表面にシナの単板を貼ったものです。肌目が細かく白いので塗装にも向いています。
木質ボード
木材を繊維状にしてから成形したもので、表面がなめらかなため棚板や家具などに使われます。
曲線加工がしやすく、切断面にバリが少ない特徴があります。
ただし、接合にはクギ・ネジがききにくいので通常はナットを使います。
木質ボードではMDF板が最も多く見られます。
木質繊維板
木材を細かい木片にしてから成形したもので、その表面に木片が緻密に組み合わせれているのがよく見えます。
表面が硬く、DIYではこのまま壁材や天板としてよく使われています。
木質繊維板で代表的なものはOSB板です。
石膏ボード
石膏を板状に成形し、その上に特殊な紙を貼ったものです。
耐火性に優れているため、住宅の壁や天井の下地として使われています。
ホルムアルデヒドを吸着分解する機能を持った石膏ボードも登場しています。
加工剤のおもなもの
無垢材や集成材をさまざまな形に加工した木材があります。
DIYで木工作品を作るときなどは、この加工材を上手に組み合わせることで作業の手間が省け、デザインもいろいろアレンジすることができます。
棚材
棚を作るための柱材で、溝に棚板をはさみ込んで使います。
枠材
表面にいろいろな模様が加工されたモール材や、木工作品の木口を仕上げるために使うL型などがあります。
焼きスギ
スギ板の表面をバーナーなどで焼いて木目を活かしたもので、表面を炭化させることで耐候性・耐久性が増します。
角棒・丸棒など
木材を丸や三角、四角などに加工したもので、いろいろなサイズがあります。
木材を選ぶときのポイント
多くの種類がある木材はその特徴もさまざまです。
同じ種類の木材を選ぶときも木の性質上、多少の違いはあります。
そのようなときにはどれを選んでよいのか迷ってしまいますが、以下のポイントに注意して木材を選ぶようにしましょう。
① まっすぐな材を選ぶ
とくに無垢材で長いサイズの場合は、反りのないまっすぐなものを選ぶようにします。
② 割れやキズがないかの確認をする
無垢材の場合は、表面に割れやキズがないか確認して選ぶようにします。
③ できるだけ乾燥した材を選ぶ
乾燥が不十分な場合は、日数が経つと反りが出る場合があります。
④ 節や芯がある材は避ける
節の周りが黒くなっているものは、死に節（しにぶし）と呼ばれ節が抜け落ちてしまうので注意が必要です。
