換気扇の汚れ落とし
換気扇は分解して、つけ置きか、洗剤で湿布する方法で汚れを浮かせてから掃除をすると比較的簡単に汚れを取ることができます。
油汚れに強い洗剤には、塗料まで落としてしまう強力なものもあるので使用するときは注意が必要です。
あまりひどい汚れになる前に掃除をして、汚れをつけないように心掛けましょう。
今回は、換気扇の掃除についてご紹介します。
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キッチンの換気扇、レンジフードの分解の仕方
作業を始める前に
手にはゴム手袋をはめて、服装は汚れや洗剤がついても困らないものを着用します。
また、汚れや洗剤がたれてもよいように周囲を養生しておきましょう。
換気扇の電源をオフにして、コンセントがある場合には、コンセントを外してから作業をします。
換気扇、レンジフードはメーカーや製品によって構造が異なります。
事前に説明書をよく確かめて、分解の方法が分からない場合には各メーカーに問い合わせをします。
ゴム手袋を着用する
ゴム手袋を着用します。とくに油で汚れたところを触るときには、手袋にビニール袋を重ねて使うとゴム手袋に油汚れが付かないので、後々の作業が効率的に行えます。
レンジを養生する
換気扇の下にあるレンジにビニールや新聞紙をかぐせておくと、汚れや洗剤がたれた場合でも安心です。また、できるだけ換気をよくして作業をします。
キッチンの壁付き換気扇の分解方法
① 油受けを外す
台所用の換気扇には、下部に引き出し式の油受けがついているので、これをはずします。製品によっては油受けとパネルが一体型のタイプもあります。
② 汚れ防止のフィルターを外す
汚れ防止のフィルターがついている場合には、これを外します。つまみを持ち上げるだけで簡単に取り外せるものや、側面にネジ止めされているものなど、さまざまなタイプがあります。
③ プロペラを外す
羽止めをプロペラの回転方向と逆に回して外し、プロペラを手前に引き抜きます。羽止めとプロペラが一体化していて、ボタンを押しながら引き抜くだけで着脱できるタイプもあります。
④ パネルを外す
パネルの取っ手をつまんで、少し持ち上げるようにしてから手前に引いて外します。パネルに外れ止めがついているタイプは、それを先に外します。
深型レンジフードの分解方法
① フィルターを外す
換気扇内部にあるフィルターを取り外します。ネジを外すタイプや、ラッチをスライドさせるタイプなど、製品によって構造は様々です。
② ファンカバーを取り外す
ファンの前面に取り付けられたファンカバーを取り外します。ネジをゆるめてツメを外すと簡単に外れます。
③ 羽根止めファンを取り外す
羽根止めをファンの回転と逆方向に回して(多くの製品の場合、右に回す)取り外します。取り付けるときには、逆に回して締め込みます。
④ ファンを取り外す
ファンを軸から引き抜いて取り外します。写真のシロッコファン以外のターボファンやプロペラファンも同様の手順で分解することができます。
浅型レンジフードの分解方法
浅型のレンジフードの場合、はじめにレンジ下部の整流板を外します。
整流版の外し方は製品によって異なるので注意が必要です。
油受けを取り外してからフィルターを抜き取り、羽根止めをゆるめてファンを取り外します。
フィルターの交換方法
レンジフード内部のフィルターは定期的に交換します。
こまめにフィルター交換を行うことでファンに付着する汚れが減り、換気扇掃除の手間が省けます。
市販のフィルターを製品のサイズに合わせてカットして装着しましょう。
洗剤を使うときの注意点
換気扇の塗装面やアルミ材質の部分に溶剤入りや強アルカリ性の洗剤を使ったり、長くつけ置きすると塗装剥がれや、変色の原因になります。
そうした部分には、台所用洗剤を使うか弱アルカリ性の洗剤を目立たない部分で試してから、短時間で洗い落とします。
分解した部品の洗い方
取り外したファンはベトベトの油汚れが目立つので、洗剤を湿布するか、つけ置き洗いを行います。
また、部品を止めていたネジ類は、水で薄めた洗剤を入れたビンやビニール袋などにつけて、浮き上がった汚れを歯ブラシでこするときれいになります。
洗剤を湿布する方法
① 湿布をする
より汚れている面を上にして、軽い汚れなら台所用洗剤を、汚れがひどい場合にはスプレー式の油汚れ用洗剤を直接噴きつけたあと、ペーパータオルかティッシュペーパーを貼り付け、その上から再度洗剤を噴きつけます。
② 汚れを拭き取る
5~10分置いたあと、貼り付けたペーパーやぼろ布で汚れを拭き取ります。
③ 汚れが残った場合
汚れの固まりが残った場合には、割りばしの先でこそぎ落とします。最後に水洗いして乾燥させます。
つけ置き洗いの方法
① 部品をつけ込む
シンクやタライにポリ袋を広げて、40℃前後のお湯に洗剤を溶かします。軽い汚れには台所用洗剤を、ひどい汚れには酵素系のつけ置き用洗剤を使います。汚れがひどい面を下向きにして部品をつけます。
② こすり洗いをする
30分~1時間ほどつけ、油汚れが浮き上がったら洗剤液をスポンジにつけながら汚れをこすり、細かい部分は歯ブラシを使って洗います。きれいになったら、水洗いして乾かします。
キッチン以外の壁付き換気扇の掃除方法
洗面所やトイレに設置された換気扇の汚れはおもにホコリなので、拭き掃除だけでも十分にきれいにできます。
ファンが取り外せる製品は、取り外して水洗いします。
① パネルを取り外す
ツマミを指でつまんでパネルを取り外します。
気密性を調節するシャッターが取り付けられている場合には、それを取り外します。
② 掃除をする
ファンが外せる場合には、取り外してパネルと一緒に水洗いをして乾燥させます。
汚れがひどい場合には、住宅用洗剤を使用します。
取り外せないプロペラや本体内部は、ハンディモップでホコリを拭きます。
天井付き換気扇の掃除方法
浴室やトイレなどに多く見られるのがこのタイプの換気扇です。
上記の壁付タイプの換気扇と同様に、パネルとプロペラを取り外して水洗いをします。
① パネルを外す
パネルを下方に引き下げて、左右についた外れ止めのバネを指でつまんで外します。
② プロペラの掃除をする
プロペラを取り外し、パネルとプロペラを水洗いして乾燥させます。
換気扇本体は長柄のハンディモップで拭き掃除をします。